離婚後にどちらか一方が引き続き住宅に住み続けるという選択肢もありますが、その場合でも名義や住宅ローンの問題が残ります。たとえば、夫名義で住宅ローンを組んでいた家に妻が住み続けるとした場合、金融機関からは名義変更やローン債務者の変更を求められることがあります。しかし、単独では収入基準を満たせず、ローン継続が難しいというケースも少なくありません。

このような場合、当社ではご本人の将来のライフプランを伺いながら、住み続けることのメリット・デメリットを整理し、必要に応じて専門家と連携して適切なアドバイスを行います。結果として売却に切り替えることを選択される方も多くいらっしゃいます。

最も多く選ばれるのが、マイホームを売却し、その売却金を分け合うという方法です。売却によって得た代金から住宅ローンの残債を返済し、残りを財産分与として分けることで、経済的にも心理的にもきれいに区切りがつきやすくなります。

ただし、どちらがどれだけ支払ってきたか、購入時の頭金を誰が出したかなど、当事者間で主張が異なることが多いため、最終的な配分については、弁護士等と相談しながら取り決めておくことが安心です。当社では、売却価格の妥当性や時期についてもアドバイスを行い、公正な判断材料をご提供しています。

売却価格が住宅ローンの残高を下回る、いわゆるオーバーローンの状態にある場合、「売りたくても売れない」と思い込んでしまう方もいます。しかし実際には、「任意売却」という手段を活用することで、金融機関の同意を得たうえで売却を進めることが可能です。

任意売却とは、金融機関と交渉し、残債が残ることを前提に売却を認めてもらう仕組みです。当社ではこれまで札幌市内で多数の任意売却サポート実績があり、ご相談から交渉、引き渡しまで一括でサポート可能です。精神的にも経済的にも大きな負担を軽減しながら、次の生活へスムーズに移行できるようご支援します。

離婚に伴う不動産売却は、金銭や名義だけでなく、感情的な問題が複雑に絡みやすいのが特徴です。過去の経緯や家庭内の事情により、当事者同士の話し合いが進まず、売却が遅れてしまうことも少なくありません。

こうした場面では、中立的な立場で冷静に進行をサポートできる第三者の存在がとても重要です。ハウスドゥ 札幌栄町では、夫婦双方の意向を丁寧に聞き取り、双方にとって不利とならないような進め方を心がけています。売却価格やスケジュールのすり合わせ、内覧対応、引き渡し時期の調整なども含めて、実務的な支援を行うことで、余計な衝突を避けながら売却を完了させるお手伝いをいたします。

財産分与や名義変更、ローン残債の扱いなど、法的な手続きが関係してくる離婚時の売却では、弁護士や司法書士などの専門家との連携も欠かせません。とくに、共有名義の不動産をどちらか一方に名義変更する場合や、売却代金の分配に争いがある場合には、法律の専門知識が必要です。

当社では、札幌市内の実績ある士業ネットワークと連携しており、お客様のご希望に応じて信頼できる弁護士・司法書士をご紹介可能です。必要に応じて、調停や協議書作成のご相談も承ります。

ハウスドゥ 札幌栄町では、離婚による不動産売却において豊富な対応実績があります。仲介・買取の両面からご提案できる体制を整えており、売却の目的やご事情に応じて最適な手段をご提案いたします。

たとえば、すぐに現金化して新生活の資金に充てたい方にはスピード買取、価格重視で少し時間をかけられる方には仲介での売却をご案内しています。また、住宅ローンの残債がある場合や複雑な名義状態でも、任意売却を含めて一括してサポート可能です。